「何のために生きているのかわからない」その問いを大切にする意味〜生きるを考える vol.1〜

前回は、「生きる」ということを考えたり、「ほんとうに」大切なことは何だろう、ということを考えよう!ということをお話しました。

「生きる」を考えることは「ほんとうに大切なことを知る」ということでもあるのですね。

生きる、ということを考えたことがない私たち

こんな話をブログですること。

これは私がずっとやりたいと思ってきたことであり、とても勇気がいるものでした。

この大きくて深くて答えの出ないテーマを、一方的に私がお話ししていいものかと感じますし、

深くて繊細で複雑な内容を扱いますので、あなたの状況や想いに応えきれるものではありません。



が、しかし

「自分は何のために生きているのかわからない」

あなたも、そう思ったこと、一度はあるのではないでしょうか?

お子さんが、そのようなことをあなたに聞いたり、言ってくることないでしょうか?

この哲学的な問いは、誰しもが持つものですが、私たちは、この大きくて深い問いに、向き合ったこともないし、そこについて考える機会がありません。

私は、そのことが子育てを苦しくして、私たちを生きづらくしているなぁ、、と、毎日いただく悩みや受講生さんの話から実感しているのです。


それはどういうことかというと

生きる、ということを考えたことがない、ということは、
自分がない、自分を生きてない、ということに繋がっています


もう一つは

ほんとうに大切なものは何か?が、わからないまま生きているということ。

これがわからないと、(昭和の親に育てられた私たち、とは全く違う)令和の子どもたち(特にHSCちゃん)には通用しませんし、

今、子育てが上手くいってないようであれば、これがわからないと、子育ての変えようがありません。


今回、このような内容を、親子ビリーフリセットの講座内ではなく、広く皆さんにお話しすることに迷いましたが

やっぱり、お母さんという役割を持つ私たちには特に。

そして今という時代だからこそ、必要だと思うのです。

と、いうことで、今日からシリーズで、あなたと一緒に、この大切なことに向き合っていきたいと思います。

多くの人が抱える生きづらさの感覚

先ほどもお話ししたように、今、私たちがつらいのは、子育ての苦しさと、自分自身の生きづらさ

もしくは、そのどちらか、だと思うのですが。

両方の苦しさの根底に、「なんのために生きているのかわからない」

その問いにしっかりと向き合ってこなかった、土台の危うさがあると感じます。


・子育てにおいてどうしようもなくなった時

人が生きていく上で何が本当に大切なのか、本質を知らないと、悩んでいる子どもに何をしてあげたらいいのか、わかりません。

特にHSCちゃんなら、本質的な愛を求めますし、本質でしか生きられない。

そこがある程度満たされないと動けない(動けなくなる)んです。

うちの長女がそうでした。



・私たちの生きづらさ

「何のために生きているのかわからない」
「幸せなはずなのに、生きているのが虚しい」

ということは、

「何のために生きているのかわからない」から
なんとなく生きてきたのかもしれません。

毎日のやるべきことをこなしてきただけの人生だったり

考えてもわからないから
楽しいと思われることをしてきたのかもしれません。


いやいや・・私の読者さんは一生懸命生きてこられた方が多いのです。

でも、よくよく考えたら・・・それは

親の期待に応えることだったり
世間に認められることだったり
誰かを見返すことだったり
ただ、言われたことをやるだけだったり・・

それ、本当にあなたがやりたいことなのかな?


この自分を満たして生きてきたとは
心から言えない・・・

そんな生き方になってなかったでしょうか。

超ネガティブで、暗い、ヤバい話だから誰にも話せない

「何のために生きているのかわからない」
「私なんて、生きる価値ない」
「幸せなはずなのに、生きているのが虚しい」

こう湧き上がってくる思いを、誰も話さない。
誰も受け止められない世の中。


超ネガティブで、暗い、ヤバい話となっているので、こんな想いが出ている自分のことなんて、誰にも言えない。

だから、一人で抱えて苦しいです。


それだけじゃなくて、こんな想いが出ている自分はおかしい、ダメだと思ってしまうから、その自分を否定するし、考えないようにする、ナイことにする。


そうじゃなくて・・
明るい楽しい人を演じなくちゃいけない。
前向きで、いいお母さんにならなくちゃいけない。

その自分をナイことにして、違う自分で、外でも家でも生きるんだよね。


ほら、こうやってまた、自分でない自分を生きている。

でもそれは無意識レベルでやっていたりするから、そこにすら気づけてなかったりします。


一方、お母さんは前向きで明るいのに、お子さんが「なんのために生きているのかわからない」と言っている場合も、どうしていいかわかりませんよね。


それなのに医療も、学校も、自己啓発の講座も、カウンセリングやセラピーの現場すらも

どこにもこの大切な問いを取り上げて、語るという場がどこにもないのだ、ということを肌で感じていて、その重大さも想うのです。

本当はね

「なんのために生きているのかわからない」という問いに、向き合ってみることや、話してみることは、つらいことではないんです。

ちゃんと向き合っていくと、

この気持ちを持っていても良かったんだ、とホッとしたり、

癒しが起こったり

自分のことを肯定できたり、

お子さんに愛情が湧いてきたり

生きる力が湧いてきたりするのです


そんな訳で、私たちの毎日の日常の中にある、大切な問いを一緒に考えていきましょう。

「自分はなんのために生きているのかわからない」という大切な問い

今回の初級講座のZOOMフォロー「質問お茶会」でのこと。

受講生のHさんが出してくれた「今の悩み」

(受講生のみんなが「お役に立つなら!」と掲載を快諾してくれました)

朝起きた時、ふとした時

「自分はなんのために生きているのかわからない」

という気持ちが湧いてくる。

 

今まで、こんなにも自分に向き合ってきたのに、どうしたらいいのでしょうか?

 

十分幸せなはずなのに

それを誤魔化そうとして、笑ってる。

 

それを感じないために

人に会ったり、何かをしている。

 


生きることはしんどい

私の人生、つまらない

私なんて、価値がない。

 

そう思わないように、

価値のある自分を演じてきた。

 

でも、やってもやっても埋まらない。

やってもやっても虚しい。

受講生のHさんが出してくれた「今の悩み」

これを読んでどう感じましたか?

私は、同じような気持ちで生きてきたな。

そうやって生きてきた。

そう感じます。



そう話してくれたHさんに、私は

・それは、どんなことが起こっているのか?
・そんな自分に対してどうすればいいか?
・それをどんなふうに受け止めていけばいいのか?

という話しをさせてもらって

まずは、そんな気持ちを持っていても大丈夫なんだ、とホッと安心してもらった後

自分は何のために生きているのかわからないという大切な問いを大事にしていく、という話をさせてもらいました。

これは、ベーシック講座の時にもお話しするのですが

自分は何のために生きているのかわからない」という想いがネガティブであれ、ポジティブであれ、それはとても大切な人間の問いなのです。


でも、私たちが幼い頃からそんなことを思っても、聞いても

それをちゃんと一緒に考えて、応えてくれる大人がいなかったんじゃないですか?

この大切な問いを誰とも分かち合わずに大人になって、お母さんになっている私たち。



だから今、子どもたちが「自分は何のために生きているのかわからない」ということを聞いてきても、その想いを持って苦しんでいても、応えられなかったり、気づけなかったりしてしまうんだよね。



「自分は何のために生きているのかわからない」という思い。

それは、生きたい!!ということ。

本当の自分を生きたい!ということ。



私は

そんな子どもたちのその問いに応えられる大人に、

その子どもたちの生きたい!に応えられる親に、

ならなくてはいけない、と思うのです。



本質を生きる令和の子供達だからこそ

こんな時代を生きる私たちだからこそ!ね。



そのためには、どうするの?っていうと
私たちこそが、その自分の中にある問いを大切なものとして、ちゃんと向き合うこと。


私たちの中から湧き上がってくる
自分は何のために生きているのかわからない」という想い。


それは、「私は私を生きたいのに、生きていないじゃないか」という憤り。

「私は、私を生きたい!!」という、もう抑えられない心の叫び、だから。



だから、まずは、自分。

私たちこそが、私を思いっきり生きられていない。

そこに、きちんと向き合って、自分を取り戻す。


これをやっていくことだよね。

と、そんな話をさせてもらいました。


あなたは、どう感じましたか?


この話から、他の受講生、親子ビリーフリセットカウンセラーのみんなとの対話、気づきが起こります。

その続きは、また次回のお話し。

___________

本当は愛情をもって子育てをしたいと思っているのに。
子どもたちと楽しい時間を過ごしたいと思っているのに。

なぜか子育てがつらくなってしまうなら・・・
その本当の理由がわかるタイプ診断をしてみるといいですよ。

子育ては、いつからでも変えていくことができます。

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