望月あかり 
朝、どうしても学校へ行けない子供へ
かけてあげたい言葉
つらいよね。
あんなにまじめで
いろんなことができる
あんなに優しくて
がんばり屋さん
大事な大事なあの子が
今、学校へ行けないって
動けない。
少し前までは
学校も楽しく
何事も一生懸命
やってきたじゃない。
それなのに
今は
人が変わったように
ずっと寝てる。
ゲームばかり
口をきかない
人を寄せつけない。
朝
学校へ行く準備はするよね。
だけど
行けない。
どうしても
動けない。
ここで私たちは
気がつかなくちゃいけないよ。
前日の
「明日は、学校へ行く。」
これは頭の声。
「動けない。」
これは心と身体の答え。
私たち、親は
学校へ行ってほしいから
頭の声にすがるよね。
「じゃぁ
行けばいいじゃん！」
「動けばいいだけでしょ。」
違うよ。
彼の頭の声は
「あなたの声」
もう十分、今まで頑張ってきたんだ。
そのボロボロの心を隠して
傷だらけの心を奮い立たせて
「学校へ行かなくてはいけない」
お母さんの声に応えている姿だよ。
あなたの心配は
よーーくわかる。
だけど
どうぞ
お子さんの身体の声。
それを
受け取ってあげてください。
お子さんは
また
自分を責めるから。
「学校へ行けない自分は弱い。」
「学校へ行けない自分はダメな人間だ。」
そして
「お母さんの望む子に
ならない自分はダメな人間だ」
そんな自分を自分が許さず
徹底的に自分を否定する。
「そんな自分なんて生きる価値もない」
そんな生きる力を奪っていく自己否定は
ここからも生まれます。
そんなお子さんには
こんなふうに
声をかけてあげてくださいね。
「身体の声が
あなたの本当の声だよ。
身体が動かないでしょ。
それはね
身体が動けないほど
あなたが頑張ってきた
っていうことなんだよ。」
そして
ギュッとしてあげてください。
ポンポンって、触れてあげてください。
大きいお子さんには
背中にそっと触れる。
できたら、さすってあげてくださいね。
今、これを読んでくれたお母さんへ
大丈夫ですよ！
子育ては、ここから。
再スタートすればいいのです。
子どもと温かく通じ合える関係を作っていくことで、お子さんに本来の力が戻ってきます。
不登校や行き渋り、学校でのトラブルなど
そんなつまづきは、子育ての失敗でも、あなたが悪いわけでもありません。
ここから、あなた自身も、お子さんも、家族も、大きく成長し変わっていくキッカケになるのです。
一緒に子育てをしていきましょう。
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