5月のリクエスト開催のビリーフリセット®︎ワークWSを開催しました。
今日はそのことから大切なことをお伝えしたいと思います。
(掲載の了承を得ています)

今回扱ったビリーフは、
・私は誰からも助けてもらえない
・私が我慢しなければ、家族がバラバラになってしまう
・私が自分を出すと、嫌われる
これらの中で、あなたも「これ、持ってるな〜」というビリーフ、あるかもしれませんね。
私は、「私が自分を出すと嫌われる」かな。
なかなか根深くて、人前で話すと緊張して頭が真っ白になっていましたが、ずいぶん楽になってきた感じがあります。

さて、これらのビリーフを持っていると、どんな子育てになり、どんな生き方になっているか、想像できますか?
ある程度想像できるかなと思うのですが、実際のワークの中で聴かせてもらうと、それはそれは・・、大変なことが起こっています。
・人のために尽くさずにはいられないのに、どんなにやっても報われない。
・誰にも助けを求められず、誰からも助けてもらえない、自分一人で大変な家族を背負っている。
・我慢することが当たり前すぎて、何も言えない、感じない。
・人と繋がりたい、温かい関係を作りたいのにできず、そんな自分を否定し自分の殻に閉じこもって孤独で寂しい。
・自分を出せずに、言いたいことも言えず、そんな自分を否定し自信がない。
・いつも人の機嫌と顔色を伺い、他人の期待に一生懸命応えるのに、人には軽く扱われてしまう。
などなど、それぞれに、一生懸命必死に、頑張って生きているのに、そうなってしまっているんです。
ワークをやりながら「そりゃないよ・・・」って、ホント思います。
でも、ずーーっと、そんな人生ど真ん中で生きてこられたのですね。

そんなお一人お一人のビリーフリセットワーク。
最初は、「そのビリーフ、絶対に本当です!」とか
そのビリーフを思っただけで、涙が出そうなくらい怖かったり、緊張して、体が硬くなって息すらできない感じがする。
「こんなにも実感を持っているのに、このビリーフ、リセットなんてできるのかなぁ・・」と懐疑的になるくらいそのビリーフが本当だったのに
2〜3時間のワークの後には
「あれ・・?このビリーフ、変ですよ?」
「えーー!!なんか、笑っちゃう・・笑」
となり、リセットされちゃうのです。
それは、このビリーフを無意識に生き
どんなに頭でわかって、頑張って頑張ってもこのパターンから抜け出せないから、苦しかったのに
それが本当ではなかったことがわかり
本来の自分を取り戻し
その自分を生きられるようになった、ということ。
え!すごくないですか?
ビリーフって、今までのうまくいかない人生の根本原因ですから、終わった時に、すっきりしたお顔で
「うわーー!リセットってこういうことなんですね!!」
「驚きました!!」と、スッキリ、ニコニコ
ほんと、みなさん可愛くなる♪のです。
この時が、私も一緒に幸せになるひとときですが
ワーク後クライアントさんの感想を聞かせてもらって、「なるほどなー」と考えさせられることがあるのです。

それは、
「あかりさんに、全部の話を聞いてもらえたことが、涙が出るほど嬉しかった!!」と、第一声に言われることや
「あんなにも私の話を聞いてもらえたことは、なかったんです」と、涙ぐまれたり
「私よりも、私のことを真剣に考えてくれることに感動しています」とかよく言われます。
また、感想の中にも
「・・・
最初はあかりさんの質問に応えるだけでした。
途中からわたしが止まらなくなって、いろいろ話始めたけど、あかりさんはすべて拾ってくれました。
拗ねたりしても諦めず、技法を変えて、わたしに対して真摯に向き合ってくださいました。」
と、あります。
人生の中で困っているビリーフなので、もちろん、リセットされたら嬉しいじゃないですか。
でもそれだけではなくて
「私の話をここまで聞いてもらえた」
「真剣に私のことを考えてもらえた。」
ということが、クライアントさんの心からの喜びと安心になっていることを感じるのです。
カウンセリングの聞き方は「傾聴」というのですが、
ちゃんと聞いてもらえる、ということは、「自分の存在を受け止めてもらえた」ということなのね。
だから、とっても大事なんだけど。

私たちはこれを、小さい時から、お母さんにやってもらってないの。
だって、お母さんはいつも忙しいし、それどころじゃないし、見てもくれない。
笑顔じゃないし、つらそう。
勇気を出して聞いてほしいことを話してみても、結局お母さんの愚痴になったり、「こうしなさい」って押し付けられたり、怒られたりするだけ。
そのうち、どうでもいいテキトーな話をするか
話なんてしなくなるよね。
それは、ただ、話や会話をしなくなったということじゃない。
お母さん(お父さん)に自分の存在を受け止めてもらってない、ってことでもあるんだよ。
そしてそのことが
・私のことを無視するんだ、
・お母さんにも見てもらえないような人間なんだ、
・私なんてどうせダメだよね。
・こんな私なんて、生きる価値なんてない、と
親に愛されない痛みと共に、深い自己否定(=ビリーフ)を生んでしまい、その人生を歩むようになってしまうのです。

こんなにも大切なことを、誰からも、やってもらわずに大きくなって、お母さんになっちゃったの、私たち。
だから知らないの。
・人に話を聞いてもらうということも
・人に自分を丸ごと受け止めてもらうことも
・人に自分のことを真剣に考えてもらう、ということも。
それなのに、お母さんになった、ただ、それだけで、子供にできるのでしょうか??
そう・・・
できないんです。
できなくて当然。
わからなくて当たり前なのです。
だから、ビリーフリセットワークは、その生きづらさから脱出するためのツール、というだけじゃないんだよね。
どうしようもなかったあなた自身を抱えて
今まで一生懸命に生きてきたことや
その苦しみや悲しみを受け止めてもらう
そのあなたに寄り添い
独りでなく一緒に、考えてもらい
しっかりと関わってもらうこと。
人が生きていくための土台になるような大切なことを
ビリーフリセットワークというツールを使いながらやっているのです。
だからこそ、何十年も息を吸うことと同じくらい当たり前のように、背負っていたビリーフを、たった2、3時間で解くことができるのです。
そしてそんな時間が、今、子育てで行き詰まり、苦しいあなたに一番必要なことなのだと感じています。
子育ても、夫婦関係も、会社での人間関係も全て
あなたという存在が、そのままに受け止められて
人との関わりの中での安心を感じ
喜びを知ることから、始まります。

今、目の前のお子さんの言動や様子が心配で不安で、どうにかしたいかもしれません。
今の状況、どうしたらいいんだろうか?
このままでいいのだろうか?
このまま進んでしまったら、どうかなってしまうんじゃないか?
と、考えても答えが出なくて苦しいかもしれませんね。
でもそれは、チャンスでもあるのです。
そのことが教えてくれている根本原因を知り、あなたもお子さんも共に、それが人間的成長の種となり、新しい関係を作りなおしていけるチャンスになりますよ。
そして、少しずつで大丈夫、根本から解決、解放して、楽になっていきましょう。
いつも応援しています。