RADWIMPSの「正解」
RADWIMPS(ラッドウィンプス)の「正解」っていう歌、知っていますか??
このサビの歌詞。
あぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ
そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解などまだ銀河にもない
〇〇・・・の仕方 〇〇・・・の仕方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある
問いなんかに用などはない
あぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ
そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解など大人も知らない
喜びが溢れて止まらない夜の眠り方
悔しさで滲んだ心の傷の治し方
傷ついた友の励まし方・・
この歌の歌詞、私の心に刺さるんです。
私たち大人は、本当の意味で、子どもに応えてあげていないんだなって。
では今まで、子どもたちに何を答えてきたのでしょう?
いつもいつも私たちは、話すのではなく
「答え」を出して
いつもいつも私たちは、聴くのではなく
その子どもが持ってきた問題の「適切な答え」を押しつけてきたのだと思います。
その「答え」とは
- 世間の常識
- 世間の目
- 私たちの中の正しさ
そう、いつもいつも、私達は、自分勝手な「答え」をもっていて、それで子ども達をコントロールしてきました。
その答えを振りかざして、子ども達に、「それでは、足りない」「それではダメだ」って言ってきたのです。
”私たちの「正解」”を、いつも子どもに答えてきた。
これが私たちが子どもと通じあえない
その本当の理由。
子ども達は、そんなものを、求めてなんかいない。
「ただ、お母さんに、聞いてほしい。」
学校のこと、友達のこと。
自分の頭で考えていることを。
ただ「そうだね」って、聞いてもらうだけでいいのです。
お母さんに自分の話を、ただ聞いて、受け止めてもらえる、というのは「自分という存在を受け止めてもらっている」ということになり
「自分がここにいてもいい」という意味になり、心から安心できる
そんなに大きな意味を持つのです。
そしてもう一つ
私たち親が知っておかないといけないことがあります。
それは、子ども達は、そんなすぐに、答えなんて出ないような大きな問いをもっている、ということ。
自分が生きている意味。
本当の自分ってなんだろう
こんな生き方でいいの?
大人が推奨する「常識」や「正しさ」、「学校へ行くべき」とか「勉強するべき」。「そんなものは、ほんとうに大事なものじゃない」って、すでに知っています。
子どもは「本当の自分を生きたい」と願っている
私がお子さんのカウンセリングをしたときに、必ず思うのが、子どもは「ほんとうの自分を生きたい」って願っているんだ。ってこと。
特に、学校へ行けないような、感受性の高い、敏感なお子さんは、「どこで習ってきたのか・・」とても深い世界感を持っていて、それを大事にしたいと思っているからこそ、学校へ行けなくなったり、言われた通りにできなかったりする。
だけど同時に、お母さんの「答え」通りに生きられない自分を
「こんな自分なんてダメだ。」
「こんな自分なんて、いてはいけない」って
深く深く自己否定をしているんです。
それが、子ども。
だから、根底から、生きる気力が奪われるのです。
ですから、お母さんがお子さんと一緒に、その「ほんとうのこと」について、思いっきり語り合える関係になっていくことが必要だな、と実感してます。
お子さんもまた、お母さん(親)に、聞いてほしい、一緒に考えてほしいって思っているし、それは、お子さんの存在を深く肯定することになるのです。
今まで子どもと通じ合えなかった本当の理由
こんなふうに考えていくと、私たちはお母さんとして、一生懸命子育てをしてきたつもりなのに、ちっとも応えることができてなかったのだ・・と、思いますよね。
でも、それも仕方ない、と、痛感しています。
私たち大人は、今まで、何も考えずにきました。
考えたら、「考えるな」と言われてきました。
小さい、小さい頃から、親の気持ち、親の正しさ、世間の常識、世間の目の中で、自分の気持ちを押し込めて生きてきた私たちだから
そんな子どもの気持ちがわからない。
それは、当然なんです。
本当の自分なんて
本当の生き方なんて
生きてきた意味なんて。
考えたこともなかったから、わかりません。
触れることすら、こわいんです。
「答えのある問い」の中でしか
生きることができなかったのは、私たち。
「正解」の中を生きる為に
自分の気持ちを押し殺して
自分を感じずに、息をひそめて
生きてこなくてはいけなかったのは私たち。
だから、お子さんと本当に通じあいたいなら
あなたが、本当の自分を感じて
わかってあげて
自分を取りもどしていくこと!が必要なのです。
大人も子どもも、人はみんな「本当の自分を生きたい」と願っている
大丈夫!
今からだって、子どもたちと通じあうことができます。
なぜなら、人はみんな「本当の自分を生きたい!」って、願っている存在だから。
そこに戻っていくだけ。
今まであなたは、ごくフツーに、こんな生き方をしてきていませんか?
・みんなに認められる、できる人
・誰かの役に立てる価値ある人
・危害を加えない安全な人
・みんなに好かれるいい人
・正解◎を求める理想的なお母さん
その自分が本当に生きたいあなたですか?
子どもたちは、いつもいつも教えてくれていますよ。
「ほんとうの自分で、自由に生きようよ!」って。
そう!今から。たった今からで大丈夫。
子供たちと一緒に、ほんとうの自分を生きる!という方向へ、生き方を変えていきましょう🎵
そんなあなたを応援しています。