「子どもの事が可愛いと思えない」には理由がある
「実は、私・・・。
子どものことが、そんなにかわいいと思えないんです。
周りのお母さんみたいに・・・。
可愛くないわけではないし、ちゃんと育てたいと思っているけど。」
そんなお母さんは、本当にたくさんいらっしゃいます。
でも、お母さんが、子どもを愛せない。
愛情が溢れるほどの愛おしい気持ちがわいてこない。
それは、あなたが悪いのではありません。
それには理由があるんです。
「わが子のカウンセラーになる♪ ビリーフリセット®︎心理学・初級講座」を受講されたMさんの変化から、その理由を考えていきましょう。
子どものこと愛しているのか、わからない。
Tさん(中学生、小学生、女子3人のお母さん)
・受講前の子育ての悩み。
子どもに対して「〇〇すべき」が強すぎて、頭ではわかっていても、どうしても子どもをコントロールしてしまうこと。
愛情が薄くて、どこか子どもを冷たくみている。
このままでは、将来、愛情が足りなくて、子どもがダメになってしまうようなそんな気がずっとしていた。
子ども達のことは、とても大事だし、お母さんとして、ちゃんと育ててあげたい。
でも
「子どものことを愛しているか?」と 聞かれたら
「ごめんなさい、よくわからない。」というのが本音。
こんな私がお母さんで、ごめんね。
講座の受講前と受講後の変化
受講前
子どもとケンかをしたら「あんたが悪い!」って夜、絶対に迎えに行かなかった。
受講後
子どもとケンカした夜でも、「ま、別にいいか・・私、迎えに行きたいかも」って、迎えに行ったら、次の日に娘が「遅くに迎えにきてくれてありがとう。嬉しかった!」って。
自分の心の声が出てきてくるようになって、それを自分で聞いてあげられるようになった。
受講前
子どもにどんなに怒ってケンカしても、学校の弁当だけは作らなくてはいけなかったので、イヤでも、義務で作っていた。
受講後
子どもとケンカして、「もう、今朝は、作らない!」って、朝、弁当を作らないことができた。
その夜、初めて、おむすびの作り方を教えてもらいに、声をかけてきた娘に「やっぱり私は、娘のためにお弁当をつくってあげたいんだな」って、気がつけた。
なんだか、心がホワッとあったかくなった。
義務やするべきに縛られてなくなり、自分の気持ちで動けるようになった。
受講前
今までは、片付けてない子ども部屋をみると、「どうして、何度言ってもこんなに片付けられないの?ヒドい!」
汚い部屋中を写真に撮って、メールを送りつけていた。
受講後
片付けてない子ども部屋を見たとき、「あ、今は片付けられないんだな~」って、初めて思えた。
そしたらスーッと心がラクになって、写メは送らなくてよくなってた。
受講後
仕事で、とっても忙しかった日に、初めて!!何も言わないのに子どもが洗い物をしてくれてた!!
えーー!!どういうこと??
何か、今までと違う・・・不思議なことがおこってる。
サイボーグなお母さんはどうやって変わることができたのか。
「サイボーグなお母さん」に、何が起こったか?
Tさんの受講前の様子から、今まで、どんな気持ちで子育てを頑張ってこられたかが、目に浮かびます。そして、自分では気づいてなくても、どんなに自分を律しながら、懸命に子育てをされてきたかが伝わり、胸が痛みます。
こんな「サイボーグなお母さん」のことに、心当たりがあれば、読み進めてくださいね。
サイボーグ=鉄のボディスーツをヨロイにして全身を覆っているイメージ。
それは、子どもの気持ちを感じることができなくて、「こうあるべき」「こうしてはいけない」というお母さんの正しさでしか、子どもをみることができないお母さんがイメージです。
・サイボーグなお母さんにどんな変化が起きたの?
汚い子どもの部屋を見たとき。今までは
- 今までは何度言ってもわからないできないダメな娘。
- これじゃ、将来ダメになる、心配な娘。
- ダメだから、変えなくちゃいけない娘。
としか、みえていないのです。
でも「あ、今は,片付けられないんだな~」って自然とお子さんの気持ちがわかった。
わかってあげられたんです。
それは
今までは、自分がいいお母さんになる為の子ども。
「きちんと育てなくてはいけない子ども」
なんだか、モノみただったのに、そこに、〇〇ちゃん(←娘さん)という「いのち」が吹きこまれたのです。
そうすると
・ただ一生懸命、生きている娘さんの「ほんとうの姿」
・本当は、いろんなことを抱えながら頑張ってる「気持ち」
その娘さんのそのままが、感じられたり、わかったりするようになるのです。
それが「愛」ってこと。
ビリーフリセット®︎®カウンセリングで、「愛」を取りもどす
この大きな変化は、Tさんの方に「いのち」が灯ったからです。
自分の中にあった「深くて、一生懸命で健気な愛」に気づき、「欲しかったお母さんの愛」を受けとることができたから。
それは、つい3週間前のビリーフリセット®︎®カウンセリングのファミリーワークは、小学生の時のTちゃん。
小さいTちゃんが、一番に求めていたもの。求めて求めてやまなかったもの。それは、お母さんが
- 「この私をみてくれること」
- 「そのまんまの私を認めてくれること」
- 「なにもできない私であっても、愛してくれること」だけど、そんな「お母さんの愛」を感じられなかった。
求めても、もらえなくて
それでも頑張って、勉強して・・
でも、やっぱり愛をもらえないで。
それでも、お母さんに認めてもらえるように、頑張って頑張ってきた。
痛ましいくらいのTちゃんの姿がありました。
お母さんにもまた、子どもを可愛いと思えない「痛み」があって。
ファミリーワークの中で、そんな家族を整理していったら、お母さんにも、Tちゃんにも、愛情が戻ってきた。
そんなワークになりました。
サイボーグお母さんになってしまう理由
Tさんが、サイボーグなお母さんだったのは、
そうしないと生きていけなかったから。
小さいTちゃんは、お母さんに寂しい気持ちを感じたり、そのまんまの私をみてほしい、とても寂しい気持ちを持ったりしたら、つらすぎて、生きていけなかったのです。
自分の本当の感情を感じないサイボーグになったら・・・
つらくなくて、生きられる。
これが、あの家族の中で生きぬくためのオキテ。
つらいですね。
無意識だけど、そうやって生きてきたTさんは、ファミリーワークで欲しかった「お母さんの愛」が戻り、講座での心のしくみを学び、仲間との安全な場で、つらさを共有したり、受け入れてもらったり。
そうやって、4ヶ月をかけて、心が柔らかくなって、徐々に、自然に、自分にも愛が感じられるようになったのです。
私は、ダメなお母さん。人としてもダメなんじゃないかって思ってた。
「自分は、ダメなお母さん。人としてもダメなんじゃないかって思ってた。」そう、Tさんは話してくれました。
「でも、今はこうやって、自分の気持ちがでてきて、その自分の気持ちで動いて、それが子どもに伝わって返ってくる。
不思議だけど、これが、本当の関係だ。って、わかるんです。
今、愛するって、こういうことなんだって、わかるんです。」
サイボーグの鉄の塊の正体は愛
そう、自分の中に「愛」があったんだ。って、気がつけたとき、嬉しくて、ツーーって、涙が出てきたね。
それは、それだけ「愛」を求めていたし、ずっと、ずっと子どもたちを愛したかったの。
そう、サイボーグの鉄の塊の中は愛。
よかったね。
やっとやっと、ほんとうのTさんに、戻れたということなのです。
「サイボーグなお母さん」へ
サイボーグなお母さんって、実は、たくさんいらっしゃいます。
そして、人にも言えず、Tさんのように、自分を傷つけています。
でも、それは違うって、あなたに伝えたい。
サイボーグなお母さんは、愛が誰よりも深い人。
健気で、一生懸命で。
誰よりも愛を求めてきた人。
「今まで、よくがんばってきたね。もう、いいよ。
独りで抱えなくていいから。」
まずは、そんな小さい自分をわかってあげて、大事にしてあげることから、始めてみてくださいね。
私は、あなたを見守って、応援しています。