ダメな上司が現れるのは、弟を通じて「男はダメ」と信じてきたから【個人セッションの感想】

こんにちは!

親子ビリーフリセット®・代表
望月あかりです。

今日は先日セッションをした方の感想をご紹介したいと思います。

セッションのご感想 T.Tさん

子供がいるわけではないのですが、あかりさんに聞いてほしいと思い、個人セッションを受けました。

独り身のわたしにとって、職場が家族のようなものです。ですから、上司との関係にずっと悩んできました。

だいたいの場合、仕事のできない上司が現れます。「頼りにならない」「役に立たない」「仕事ができないのに給料は私より高い」「できないくせに評価されてずるい」という上司たちです。

その上司にいつもイライラし、上司の仕事をどんどん奪って、「なんでわたしばっかり」と苦しくなっていました。転職しても同じことが起こりました。

心理学の理論では、上司との関係は父親との関係を表すのが一般的です。ですので、これまでも父親との関係は見てきているのですが、仕事で家庭に不在だった父親には「お父さん、かわいそう」というのが出てくるため、上司との関係との関連がいまいち納得できていませんでした。

しかし、今回は弟との関係を紐解くことができ、「頼りにならない」「役に立たない」というのは、小さい弟に対しての思いでそれが「男は頼りにならない」「男は役に立たない」というビリーフに変換されているのがよくわかりました。

また、お母さんから愛情たっぷりもらっている弟に対して「ずるい!」という感情も出てきました。だから「できないくせにお金・評価(=愛情)をもらってずるい」というビリーフになったのだろうと思います。

お姉ちゃんあるあると思いますが、「弟は私が守る」とずっと信じてきており、弟に悪態をつくなんて、ありえないことでした。でも、これまで自分に向き合ってきたことで、ようやく弟に対する本当の思いが出てきたように思います。

今後、仕事を続ける上で必要なのは「男性性」ということで、再度父親との関係にも着目してもらい、わたしが持ち続ける「言っても意味がない」「わたしは存在している価値がない」といった諦めは父が祖母から受け継いだものということもわかりました。この諦めは所有者である祖母にお返ししました。

最初の傾聴で「わたしはやりたいことができない」といったビリーフもあったので、わたしのやりたいことを体感したところ、それをみんなに分け与えたいという気持ちが出てきました。そこから「1対1のセッションというより、講座などみんなで作り上げるもののほうが向いているのかもね」というアドバイスもいただきました。

子供がいないので、親子ビリーフは関係ないと思っている方がいらっしゃるかもしれません。ですが、幼少期に親子でビリーフを作っているので、子供がいるいないにかかわらず、親子ビリーフリセットのセッションを受けるのをお勧めします。


はい♪ありがとうございます。  

長旅、お疲れさまでした

生きづらさの参考になる方もあると思い、今回のセッションについて少し解説してみますね。(こちらも了承を得ています)    

今回は「私はここにいなくてもいい存在だ」 これがテーマでした。  

うーん・・・かなり重いテーマですよね 

でも実は、カウンセラーであれ、なんであれ、 本当にやりたいことをやる、というときは、こんな「存在否定ビリーフ」がよく浮かびあがってきます。    

「私はここにいなくてもいい存在だ」

こんな大きな痛みと深い悲しみを抱えたビリーフがあれば、何にもできません。 それをこのビリーフが作られた小さい時の家族(原家族)から紐解いていきました。  

つらい人間関係や生きづらさのもとにあるのは、「小さい子どもの嘆きと痛み」 子どもは、本来の「人間の在り方」や「家族というもの」をしっているのです。  

家族に背を向けて、未来だけをみている父親。  

お父さん・・・
「生きていて楽しいの?」
「どうしてお母さんを大切にしないの」
「家族をみて!こんなにバラバラなんだよ!!」
「お母さんは、弟にべったり。私には酷いことを言って怒ってばかり」 「お父さんは見てるよね、知ってるよね、私がお母さんにこんなに酷いことをされてるの」
「お父さんならできるよね?どうして助けてくれないの?」
「お父さんでしょ?」
「男でしょ?」
「逃げないでよ」
「逃げるなよ!!」

子供も家族もたった一人で背負い、女性である自分の否定を娘に映し、娘を受け入れられない母親。 このバラバラな家族の姿、痛ましい関係に痛み、傷つき、怒り、悲しんでいる。  

そして、小さい子どもは、 家族に背を向け、責任を背負わないことで生きてきた父親の本当の姿をしっていて 身体と心を凍らせて「虚しさ」と「孤独」と「あきらめ」の中で生きている。  

その父親の悲しみと苦しさを、子どもは引き受けるのです。(「お父さん、かわいそう」と、何度も出てきました。)

子供の中でも特に愛の深い子が、それを引き受け その繊細さが故に、深く傷ついている。  

こんなインナーファミリーを、一人一人が潜在意識に抱えこんでいて、それが今の私たちの生きづらさの根源となっているのですね。    

でもだからこそ・・・ そこにしっかりと向き合い、自由になってきた私たちだからこそ、その苦しみや辛さがわかり そこから自分を生きていくサポートができるようになり その喜びを伝えることができるようになるのです。

それがビリーフリセット®︎カウンセラーであり 親子ビリーフリセットカウンセラーのしごとだと思います。

まずは、私たちが 生きづらさの根本から解放され 自分の中にあった大きくて健気な愛を知り、親の人生を尊重しつつ 自分の足でしっかりと立ち 自由になっていきましょう!

私も伴走します。