我が家は今日も朝からいろいろ起こってます。
昨日の夜から、子ども達が全員揃って「家族団欒」
朝8時から4時間、夫が入れてくれたコーヒーをお供に、濃い話が続いていましたが・・。
先ほどのことです。
22歳息子の「俺は変で、受け入れられない存在だ」というビリーフリセットワークを
長女がカウンセラー、次女が見守り役(モデレーター)の3人でやることになりました。
それも、息子が「お母さんがやるより、H(長女)にやってもらう方が良さそうだ。
安心するからM(次女)と一緒がいい。」と言ったの。
その本当の気持ちを引き出したのは、家族のそれまでの対話の力。
私はそのことに胸がジーーンとしてる(T . T)
(あ、でも、ママじゃないと言われて、ちょっと、寂しい・・・)
今、夫が会場となる「こたつの部屋」を掃除中。笑
こっそり聞き耳立てたいところだけど
私も子離れしなくては!!!
・・・仕事します。
(「おいおい、夫婦で語らえ」というツッコミは無しで)
おおーー!!
こんな展開になるとは・・・。
![](https://oyaco-happy.com/wp-content/uploads/2023/08/16.jpg)
部屋をのぞいたら、ビリーフは「俺は人を楽しませないと、仲良くなれない」
になっていました。
このビリーフを持っているから、友達が楽しそうで、笑ってないと苦しいし、友達になれない。
笑わせられない、楽しませられない自分を「ダメな人間だ」と自己否定するのです。
そして、笑わせないと!!と思うと余計に変なギコチナイ会話、自分ではない態度になってしまう。
そりゃ、頑張れば頑張るほど上手くいかないよね。
ふーん、だったらそれ、「そう思わなきゃいいじゃん!!」って思うでしょ。
そんな簡単なものじゃないんだな、コレが。
だって、その自己否定。
幼い時、家族の中で、そこを生き抜くために考えたものだから。
生存をかけたメリットなんです。
だから、強固ってもんじゃない。
例えば、パソコンのOSって、MacならMacの通りに動くし
自動でその通りにしか動けないですよね。
無意識に、その通りにしか動けない自動反応、それがビリーフ。
気がつかなければ、そのビリーフの自動反応が望まない現実を作りますよ。
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話を戻して
ビリーフリセットワークでは、そのビリーフが必要だった幼い時のメリットを出す、という大事な工程があります。
この時、たまたま横で見てたのですが。
カウンセラー長女が出したのは
「すぐ怒鳴る、機嫌が悪いお父さんを楽しませなくてはいけない、ということをしていたんじゃないの?」ということ。
私の心の中「おお!ナイス♪」
でも、息子は全然ピンとこなかったの。
このビリーフを持っていることは、なんとなく自分でもわかってた。
だけど、この苦しさが幼い時の親との関係にあるとか・・・そういう回路がないもんね。
(私と何度かやってはいるけど)
しかしこの辺りは、同じ親のもと辛酸を舐めてきた姉弟。
彼が覚えていなかった思い出をたくさん出してくれます。
私もハッと思い出したことがあったので、エピソードを話しました。
そしたらね、彼もポツリと言ったの。
「確かに、うちはずっと暗かったな・・。」と。
夫が小学生、中学生の時の息子のオモシロ動画を何本か撮っているんだけど。
超!おバカで面白いのよ。
だけど、改めて思うと、あの時期、我が家は本当に暗かった。
誰もが自分を一生懸命生きていたのに、バラバラだった。
あの暗い家の中で、一番小さくて(長女と6つ違い)かわいくて、素っ頓狂で、明るい息子が
ただ一つ、光を灯してくれていたんだね。
私もその時のこと、覚えてる。
そして頭のどこかで思ってた。
「息子は、なんで一人でも、あんなにも明るくいられるのだろう・・」と。
確かに面白かった。可愛かった。
だけど、この違和感は
彼のこの家を自分だけでも明るくしなくてはいけなかった、悲しみ。
お父さんを喜ばすと、機嫌が良くなると家族が幸せになる。
そう頑張った一生懸命さだったのだ。
書きながら、胸がギュッとして涙が溢れるね。
![](https://oyaco-happy.com/wp-content/uploads/2023/08/14.jpg)
私たち親も
私たちの親も
私たちに育てられた子供たちも
みんな傷ついているのです。
自分を守り、親を求め、愛を求め
家族を平和にしたくて、親を守りたくて
傷ついているのです。
それが叶わず
それができないから
その自分を否定することで生きる。
それが自己否定。(ビリーフ)
その痛みや傷を映し出しながら
私たち人は生きてきたんだよ
ただただ一生懸命に。
それが家族の暗さであり
子育てのつらさを作ってきた。
一番大切にしたい人で
一番大切な関係だからこそ
暗く、つらくなるの。
だから、こんなに大変な暗い家族でも
いや、だからこそ
ちゃんと乗り越えると
痛みも悲しみも苦しみも
お互いを「そうだよね」とわかり合える関係になり
いいも悪いも含めて
大切な家族の一人として
大切な人になるのです。