母に、「私がして欲しいのはそんなことじゃない。それより話を聞いて向き合って欲しい。」と心から願っていたのがわかった。そしてこれは、息子が私に思っていたことと同じなんだとわかった。

  • H.Yさん
    • 大学1年生男子、中学3年女子
  • 親子ビリーフリセット・ファミリーワーク

①最初の悩みや状況

ムスコが自分の人生は不運、絶望しかない、生き続ける意味が見出せないという事を訴えてくる。

母親に対して嫌な感情がある。

アルツハイマーで介護しなくてはならず毎日辛い。

②セッションでどんな気づきがありましたか?

10歳の私は気持ちの上では大人の感覚だったこと。10歳なのに、自分がなんとかしないといけないって思ってたこと。

私は、私のままではなんの価値もなく、嫌われてしまう、それどころか人を傷つけてしまう。

自己犠牲をして人が嫌がる事をすることでやっと存在価値を認めてもらえるとおもっていたこと。

家族の輪に入れない、楽しくない。もしかしたら家族の中に入って楽しんではいけないと思っていたのかもしれない。

それでも母親の愛情いっぱいに育てた、子供だけはきちんと育てないと自分が苦労するから、私は一生懸命育ててきたという言葉を聞くと、それなのに私は…姉と比べて私は…暗いし、笑わないし、面白くないし、可愛くないし、手はかかるし、ひどい子供になってしまったとおもってた。

でも、「本当は無視しないで!」とか「私は話がしたいんだよ!そんなの愛情じゃないよ!居場所がないんだよ!楽しくないんだよ!」って言いたかったのだとわかった。

私がして欲しいのはそんなことじゃない。それはただの母親の自己満足に過ぎない。

話を聞いて向き合って欲しかった。

これは多分ムスコが私に思っていたことと同じなんだろうなぁと思った。

③セッション後の変化

今まで抑えてきた母への気持ちがリアルに感じられるようになり戸惑ったが、そのうちに母もそうやって頑張ってきたと思え、ストレスなしで話ができるようになった。

1ヶ月後、電話をしてきたムスコに対して、なぜか、フツーに話を受けとめられるようになっていて驚いたし、嬉しかった。

④望月あかりのカウンセリングについて

10歳の私やその時の家族の気持ちにタイムスリップできるのが不思議です。普通に生活していたら全く分からない気持ちが出てくるんです。本当に不思議な体験です。

⑤今、ビリーフリセットを受けるか迷っていらっしゃる方へメッセージ

他人を変えることは難しい、かなりの時間やお金や精神的ストレスを伴います。ならば、自分がかわってしまえば手っ取り早いし、何しろ自分が楽になれます。