夏休みも終わりに近づきました。
やっと、解放される♪
そんなホッとするような感じでしょうか。
でも一方で
9月からの学校のことを考えると
不安になり
暗い気持ちになっているかもしれませんね。
私は、この時期から
なんとも言えない不安に、どっぷりと
襲われていたことを思い出します。
「確かに、子どもだって
いろんな気持ちがあるんだろうけど・・・
何を考えているのかわからない。
9月からの学校のことや友達関係、
どうにか上手くやってほしい。
あー〜ー
どうしたらいいのかなぁ・・・と
不安だし、心配だし
イライラもする!」
そう、これは当時の私の
心の声。
あなたも
同じ心情かもしれませんね。
では、この状況を
どうすればいいのでしょう。
今日は
小学4年生、中学2年生の息子さんをもつお母さん、Tさんのお悩み。
数年前の60分カウンセリングの感想ですが
これからどのようにしていけばいいのか?の
ヒントが詰まっているので、参考にしてもらえたらと思います。
当時「親子ビリーフリセット心理学
初級講座」
1年前に、受講が終わったTさん。
Tさん自身も生きることがラクになり
お子さんとの関係もよくなったのだけど
「今、また苦しい状況です。」
という連絡をいただいて
フォローカウンセリングをしました。
その時の感想です。
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あかりさんに話を聞いていただいて
本当によかったです♪
話を聞いて頂くまでは、
現状に引っ張られて
胸がぎゅーっとなり、苦しい状態でした。
今年度、進級した息子たち。
学校へ再び行けるようになるんじゃないかと、淡い期待と裏腹に
初めは頑張っていたものの
また不登校に逆戻り。
私は想定内ではあったものの
やはりガックリ
気持ちが落ち込んでしまいました。
しかし、私以上に落ち込んだのが
主人や義父母。
子供たちに
「がんばれ、がんばれ」と
登校プレッシャーを与えてきて・・
そんな日々が続いてました。
何がつらいって、
そのままの子どもたちを
受け入れてもらえないことです。
そう言われ続け、息子も
「学校に行けない自分なんて
死んだ方がいいのかな…」と
私に話をしてきて
それを聞くたびに更に苦しくなって。
どうにか子供たちの気持ちを
わかってもらえないかと、
伝えても、わかってもらえず。
それどころか
「甘やかしている」
「何もせずに見守るのは良くない」
と更に言われてしまい。
これも義父母なりの
愛情からくるものだとは
わかっていながらも…
つらくて、苦しかったです。
あかりさんは、
私の話を真剣に聴いてくれて
思いがけず
私のことを認めてくれました。
この現状からみえてくる
私のビリーフも一緒に考えてもらい
苦しい気持ちから
距離を取って、考えられたら、
不思議と気持ちが軽くなりました。
そうそう、そうだった!!
まだまだ
癒やされていない幼い私が
傷ついたままでいるからなんだ、と
自分のことをわかってあげると
身体と心が温かくなりました。
ありがとうございました!
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はい、Tさん
ありがとうございました。
不登校の子どもを認められない夫 と
「がんばれを押しつける」祖父母。
このパターン、
アルアルではないでしょうか?
よく聞きますよ。
この場合
Tさんとお子さんの気持ちは
わかってもらえず、
Tさんとお子さんたちが悪い
ってことになってしまい
つらいですよね。
いえ、つらすぎます・・・。
私は、Tさんの話しを聴いていて
お子さんのことがわかってあげられている、たった一人の大人として
頑張っている姿に
「ほんとによく、頑張ってるね!」って
ウルウルしてしまうくらい
感動したのです。
だってね、Tさん、
初級講座の受講前は
「子どものことを肯定しようと思っても
イライラしてしまう自分が嫌です。
私は、子供たちへ愛情が薄い
ダメなお母さんではないかと
思ってしまいます。」
と、言ってたの。
でも今回は
何が辛いと言えば
そのままの子どもたちを受け入れて
もらえないことです。
という悩みになっていたのですよね。
素晴らしい変化だと思いませんか。
Tさん、確かにこの状況は
とてもつらいのだけど ・・・
とってもいい感じですよー。
その調子!!
「今の状況がどのようにいいの?」
はい、ここにヒントがあります。
Tさんは、今は
「学校へ行けなくても
そのままの子供たちが大切だ」
と思えているので
子どものことを守ってあげることが
できているのです。
マザーズビリーフリセット心理学では、
子どもの本当の姿が見えるようになり
そのままでいいと思えるようになること、
それが重要で
学びの最初のステップ。
子どもの本当の姿とは
子どもがゲームばかり
学校にも行かない
心配で頑張れないダメな子、ではなくて
子どもは、子どもで
一生懸命に生きている、
ということです。
Tさんは
夫や義父母の言うことに
「それはちがう」と
面と向かって言えなくても
ハッキリとそう思えています。
ここでのポイントは
そう思おうと頑張るのではなく
そう自然と思えるようになっている、ということ。
私たちは意識して
子どものために考えて努力して
声かけや、行動を変えて
子どもに何かを与えて
変えようとしてしまいますね。
こうしたらいい!と
本にもそう書いてあります。
でも、
子どもを変えようとすることは
このままの子どもではダメだということになり
それが無意識の言葉や行動にでてしまうのです。
そして、その無意識が一番
子どもに伝わるのですね。
たとえ口では
「学校へ行けないなら
行かなくても大丈夫だよ」と言ったとしても
心から自然にそう思えていないなら
日常の無意識の言葉がけや行動で
学校へ行けないあなたではダメだと
伝えてしまっている・・・
ということになっているのですね。
ええ、ええ
私の子育てもまさしく
そうだったのです。汗
Tさんは
「学校へ行けなくても
そのままの子供たちが大切だ」
と思えているので
お子さんたちは
お母さんに安心してるのです。
お母さんは、俺たちのことを
わかってくれている、ってね。
だから
「学校に行けない自分なんて
死んだ方がいいのかな…」と
お母さんにそんなにつらい気持ちまでも
話してくれるんです。
「死んだほうがいいのかな・・・」
そんなセリフにドキッとするかもしれません。
でもこれは、Tさんのお子さんが
特に大変だからではなくて
子ども達は、フツーに
こんなにもシンドイ、
つらい想いを抱えています。
大抵は、お母さんに言いません。
一人で、抱えているんですよ。
たしかに、母親として
こんな想いをさせてしまっている、と
罪悪感を感じてしまってつらいけど、
「そんなこと、縁起でもないから
言わないで。」
じゃないですよ。
「その大事な気持ちを
私(お母さん)に話してくれて
ありがとう」
なのです。
ぜひそう言ってあげてくださいね。
すると更に
お母さんに対して安心するでしょう。
はい、長くなってしまったので
今日はここまでにします。
ここまで読んでみて
どんな気持ちになっていますか?
学校へ行けない
お子さんのつらい気持ちにも
少し触れることができたかもしれません。
そして、今日お伝えした大切なこと、
子どもがゲームばかり
学校にも行かない
心配で頑張れないダメな子、ではなくて
子どもは、子どもで
一生懸命に生きている、んだということ。
今はまだ、
心から思えなくて大丈夫です。
そうかもしれない、と
お子さんに心を向けてあげてください。
そして、心からそう思えない
あなたが悪いわけではありません。
そうなってしまう理由があるだけです。
大丈夫ですよ!
一緒に取り組んでいきましょう。