私たちお母さんにとって、一番辛いことは我が子を愛せないこと、ではないかと思う。
我が子なのに
本当は可愛くない。
嫌いなの。
憎たらしい。
子どもの顔を見れない
話せない
話しかけられても答えられない。
「そんな自分はダメだ、最低だ。」
と自分を責めて責めて
お母さんであることをやめたくなる。
「こんなの絶対にダメだから、
どうにかしなくては!」と思っても
どうしても、できない。
そんな自分であることを、
一番自分が許せなくて
この自分が生きていることも、嫌になる。
こんな子育ては、私のように生きづらさを持たせてしまう、
という恐れ。
子どもは、どんな大人になってしまうのだろう、
という底知れぬ不安。
その恐れと不安をいつも抱えて
でもどうしようもなくて
こんな自分であることを、自分が一番傷つけ
どんどん孤独になっていく。
一生懸命な愛ある子育てが求められる中で
そんなお母さんが
たくさんいることを知っています。
私は、声を大にして言いたい。
わが子という大切な存在に対して
・愛情が湧いてこない
・関われない
・関わりたくない
そうなってしまうこと。
それは、お母さんが悪いんじゃない。
そのお母さんこそが、幼い時
お母さんやお父さんとの関係の中で
深く深く傷つき、痛み
子どもが背負えないような何かを背負い
それでも生きてきたからだ、と。
子どもをどうしても愛せない。
そこには、深い理由がある。
(そしてそれは、特に大きな問題がなさそうな家庭で育った人の上にも、起こります)
もう少しお話しすると
そのお母さんが子どもの時
お母さんから
自分という存在を見てもらえなくて
大事にされていると感じられなかったから
苦しかった、寂しかった、悲しかっただけでなく
ずっとずっと
大人のお母さんの悲しみや苦しみを引き受けて
暗闇の中を一人で生きてきたのです。

実は
どうしても、わが子を愛せない。
可愛いと思えない。
そんなお母さんは、とても繊細で
とても愛の大きな人でもある。
その大人の悲しみや苦しみを引き受ける
大きな力のある人でもあるのです。
だからこそ、大きな罪悪感で
自分で自分の存在を潰すのね。
「もういいよ、
その大きな苦しみを
たった独りで抱えなくても。」
「もういいよ、
あなたが背負った大きな罪悪感
一緒に紐解いて
降ろしていきましょう。」
そして
あなたを生きましょう。

マザーズビリーフリセット
代表 望月あかり