子供への関わり方や在り方が変わるために必要なこと

先日ご紹介した「夫に私の意見を言うと、私の存在が否定される」というビリーフリセットワークの感想。

ビリーフリセットワーク、受けた後すぐに

・怒鳴られても自分の言いたいことを言おう!思えたり

・ついに意を決して、娘さんの学校へ、カウンセラーに直接会って相談にいく約束を取り付けたり

ビリーフをリセットしただけで、こんなにも行動が変わったんですよね。


私たちが「どうしてもできないこと」「どうしてもしてしまうこと」には、そうなってしまう本当の理由があって、その正体が、自分が心の奥底に持っている「ビリーフ」(思い込み、信念)なのです。


Uさんの変化はそれだけじゃ終わらなくて・・
この次の日、子育てが変わったのです。

今日は、そのお話をさせてください。
大きいお子さんへの対応に困っている方は、参考にしてみてくださいね。

ビリーフリセットワークWSが終わった次の日も、たまたま初級講座の「質問お茶会」というものがあって、Uさんも参加しました。

講座の動画の質問をしたり、今の自分の悩みや状況を話してもらって、私やサポーターのみんなと話し合う会なんですけどね。

(私の講座は、こんなふうに、受講生のみんなと一人一人の今の話を聞かせてもらって、そのことについてコメントしながら大事なことを考える、という伴走型です)

Uさんは、ビリーフリセットワークWSでも、ワークをするだけでなく、そのことについてみんなで話して

次の日も質問お茶会で、また話をしたり、聞いてもらったりしたわけです。

そうしたらね・・・、娘さんたちとの関わり方やお母さんとしての在り方が大きく変わったんですよ。

Uさん自身も自分の変化に感動して、すぐに感想を送ってくれました。
紹介させてください。

Uさん、中学2年生女子、高校2年生女子のお母さん。
(掲載の許可をいただいています)

昨日、お茶会が終わって、家族の元に戻ったら、下の娘が癇癪を起こし、何かにつけてイライラしていました。

手のつけようがないような感じで、私は何度も切れてしまいそうになりましたが、お茶会でのみんなでの話しにヒントを得て、外に現れているのは本質的な問題ではなく、その奥に何かきっと満たされてないものがある、何かきっと本当は言いたいことがあるんだろうと、考えようと試みました。

更に娘は無理難題を押し付けてきましたが、ぜんぶ突っぱねないで、最後に一つ満たしてあげるように努力しました。(以前の私だったら全部突っぱねて、キレていました)

就寝時間も近づきとても疲れていましたが、丁寧に一つの言い分を十分に満たしてあげると、あれほど荒れてた子が落ち着き、自分に戻ってきました。

長時間に渡ったので、以前の私だったら完全にここまでくるのは無理でした。

子どもが寝た後
「なぜ昨日は、癇癪の奥にある子供の本当の思いはなんだろう」と思いをはせ、「なぜ長時間の修羅場でキレなかったのだろうか」と考えていた時

あかりさんの会に2日間参加させていただき、思う存分気持ちを聞いていただいて、参加されているママたちからも沢山の共感と励ましをもらって、私が思う存分満たされたからだと思いました。

私が満たされてないと、子供を満たしてあげることができない、

私が安心できる場所がないと、子供が安心できる場を作ってあげることができない、

私が私を受け入れられないと、私も子供を受け入れることができない

ということを実感させられた出来事でした。

・自分が満たされていること

・癒されること

・安心できる場を見つけること

・ありのままの自分が受け入れられ、心置きなく悩みを分かち合える人とつながっていること

それは、予想がつかないことも起こるし、忍耐が必要な子育てをしていく上でも必須のものだと気が付きました。

実はその日にあったことはそれだけでなく。

今度は、上の娘も、先生からの暴言で悩んでいたことで、学校にはもう行けないと泣いていました。

もしもあの2日間のワークとお茶会に参加していなかったら、その時、落ち着いて、ありのままの娘の気持ちを受容できなかったと思います。

私が娘に伝えたのは

「あなたの気持ちに正直にいていい。」

「あなたの感じてることは大事なことだよ。そしてあなたの存在は尊いもので、誰に何を言われても、その価値はぜったい変わらないし揺るがないものだよ。」

ということでした。

それはまさしく私が夫の暴言に悩み、くたくたになって、結婚生活をもうこれ以上続けられないという限界に近い状態のとき、ワークの最後に気づいた自分の存在の尊さでした

私がその時気づいたからこそ、娘にそれを伝えることができたのだと思います。

あまりのタイミングに、まるでこの2つのできごとが計画されていたようにも思えたぐらいです。

2度のお茶会とビリーフセットワークに参加させていただいて得られた気づき、与えられたものは言葉で言い表せないぐらい大きく、深く、貴重なものです。

これからもあかりさん、みなさんと一緒に学びを深めていくことができたら感謝です。

Uさん、本当にありがとうございます。

私ね、今読んでも、感激してしまうのです。

どうしてかというと、大変でどうしようもないと思われた子育てや家族が、本質的に変わっていくためには

・自分が満たされていること
・癒されること
・安心できる場を見つけること
・ありのままの自分が受け入れられ、心置きなく悩みを分かち合える人とつながっていること

それが、必要で

それが満たされたときに、一人で抱えてどうにかしなくてはいけなかった子育てが、こんなにも、あたたかく、子供と通じ合えるような子育てに変わっていくのです。

動画講座で、小さい時の親子関係(愛着問題)や、心と現実の仕組み(ビリーフリセット心理学)を学ぶ、それだけでもたくさんのことが身につきます。

でも本当に変えたいなら、学びを軸とした、これらを満たす場が必要。

この場には、同じ想いを持つ仲間、それを取り組んできた先輩、そして私。
「人」がいるのです。

人との関わりの中で、受け入れてもらい、話をして、聞いてもらい、答えてもらい、人の話も聞かせてもらう。
「人」にしてもらうのです。

特に、今がしんどい状況なら、決して独りでどうにかしようと思わないでね。

そして、泣いている娘さんにかけた

「あなたの気持ちに正直にいていい。」

「あなたの感じてることは大事なことだよ。そしてあなたの存在は尊いもので、誰に何を言われても、その価値はぜったい変わらないし揺るがないものだよ。」

それは、今までのUさんでは、言えなかったことでしょうし

もし、言えたとしても、それがUさんの心から腑におちた、自分の言葉でないと、子どもには通じないのです。
空っぽの言葉は、子どもには届かない。

でも今回のUさんの言葉は、長女さんにちゃんと届いたと思います。
 

子どもが変わっていく。

それは、その「ほんとうの言葉」を紡ぎながら、関わっていくことなのです。

親子ビリーフリセットで大切にしていることを、Uさんが、「ビリーフリセットWS」と「質問お茶会」で、こんなにも変化があり、気づきを伝えてくれたことが心から嬉しいです。

あーー、もっといろんなことをお話したいけど、今日はココまでにします。

またチャンスがあったら、綴りたいですね。