急がば回れ?子どもの生きる力が湧いてくるお母さんの在り方とは 

マザーズビリーフリセットに出会ってくださる方は、子育ても一生懸命な方が多い!!

子育てに問題や悩みが出てきてしまっても、一生懸命に学んだり実践してきた方が多いです。

きっとあなたもそうではないですか?

今日はそんなあなたにお送りしたい内容です。

「どうしたらこのつらい子育てを変えていけるの?」シリーズ前回の記事はこちら↓

受講生さんからよく聞くのは、大きく分けて2つ。

どんなに学んでも、頑張っても、子どもが変わらなかった。

・やってみたのに変わらなかった

・言われた通りにできなかった

・子どもが大きくなっていて、そのやり方では通用しなかった

変わったのだけど、次の段階にいけなくて困っていた

・家で元気になったけれど、外に出られない

・話はするようになったんだけれど、社会や他人と関わらないなど

今日は、大変な子育てであっても、こんなに短期間で変わる!
その理由と母子の心のしくみについて話をしたいと思います。

(掲載は快諾していただいています)

ワークショップに参加してくださったKさんは、この1ヵ月、私のブログを読み込んでいたそうです。

時には「これ私のことだ」と、涙しながら。

「1ヵ月間、あかりさんのブログを読んでいただけなのに、息子が変わったんです!」
って、驚いていらっしゃいました。

3年間不登校のお子さん。

・今までは、「今日のお昼ご飯は何をする?」と聞いたら、
「どっちでもいい。・・・いらない」

という返事だったのに。

「僕は、これが食べたい」と言うようになったり。

週1のお父さんとの外出しかしなくなっていた息子くん。

絶対に行かないだろう、と思っていた登山に誘ってみたら「行こうかなぁ」という返事が返ってきて・・
本当に参加したんですって。

それも彼が嫌がっていた「弟や家族で」の登山だったのに。

息子さんが、投げやりでなく、自分の気持ちが出てきて、お母さんに言えるようになり

家の外に出られるようになり、大切な人と関係が作れるようになっています。

これを“生きる力が出てきた“と、いいます。

何がこの変化を引き起こしたのだと思いますか?

Kさんは「あかりさんのブログを読んで、自分に矢印が向いただけ」と言われていました。

今までは
息子に、学校へ行ったらいいのに、、、
と思っていたけど

「そういえば、私も学校なんか窮屈で、嫌で嫌でたまらなかったなー」と、あの時の嫌な感じを感じたり。

「そういえば、あの時も・・、あの時も・・・我慢したけど、本当は嫌だったなぁ」と、今まで当たり前としてきたものにも心を向けられるようになったのです。

これはKさんが、お子さんでなく、自分に
向き合ってあげているのですね。

Kさんは、息子さんが不登校になってから、ずっと

「子供のために自分のできることは何でもする!」という気持ちで頑張ってこられたんです。

そして、今「もう何もすることがない」という気持ちになるくらい一生懸命に。

私は、お話を聞かせてもらって、「あーー、私の子育てもまさしくそうだった!」と腑に落ちたのです。

「元のいい子に戻りますように」

「どうにかこの子が立ち直りますように」

「このままでは将来大変なことになってしまうから、どうにかしないと!!」

その気持ちは一生懸命だし、子どもを想う愛ですし

「子供がよくなるために何かをしてあげる」というのが、普通に親としての在り方ですよね!

でも、それだから、うまくいかなかったのです。

え!!なぜ??

その在り方はどうしても、「この子が問題だ」「この子が変われば・・」という関わり方になるからです。

・お子さんが元気がない、やる気がない
・閉じている、
・生きる気力がない
・問題行動ばかり・・

そんな困った様子の子どもに絶対的に必要であり、娘が心から求めていたのは

「あなたのままでいいんだよ」というお母さんの愛だったのです。

それなのに、私は、「〇〇した方がいいよ」とか、「〇〇してはいけない」と言い

なだめたり、押してみたり、引いてみたりしながら、どうにか生きる方法ややり方をわかってもらって

一歩でも進み、1mmでも上がっていくように

やさしくできる時もあれば、怒り、キレたりしながら、、コントロールしようとしていたのですよ。

今でも恨みも込めて言われるのが、「カウンセリングやセラピーに行かせたこと」

私も子どもにとって絶対にいい!!と思っていたから受けさせていたんですよ。

でもそれは、「あなたのままでいいんだよ」の愛どころか

「(あなたのままではいけない)から、変わりなさい」と子どもには伝わってしまい

愛のつもりで、子どもを傷つけ、どんどん子どもの力を奪っていたのです。

(このことに気づいた時はショックでしたね・・)

私の子育てが頑張れば頑張るほど、大変になったのは、このせいだったのだ、と今ならよくわかります。

子どもがお母さんから欲しいのは、それじゃない。

「あなたのままでいいんだよ」という愛、なんです。

じゃぁ、それ、どうやってあげるの??


お!いい質問です。


子どもたちに
「そのままのあなたでいいんだよ」と
言ってあげる

・・・んじゃないですよ。

子どもに「あなたのままでいいんだよ」という愛は、言葉で簡単にあげられるものではないし

この愛を与えることはとーっても難しいことなのですよ。

それができない本当の理由は

「あなたのままでいいんだよ」
って、あなたが自分に言ってあげられないから。

又、あなたが、自分に
「どんな自分でも大丈夫だよ」と言えるのに
子育てやご自分の生きづらさが変わらないなら

まだまだ、あなたのなかに
見てあげていない
置き去りにしている
傷だらけで痛んでいるあなたがいるんです。

暗いあなた
できないあなた
動けない
わからない
嫌で嫌で苦しい
寂しくて悲しいあなたがいる・・・

それはきっと、幼い時からです。

私たちは、その自分を絶対見ないようにするために

感情も感じないように

気持ちもナイことにして

頑張る私、前向きな私
明るい私、楽しい私
大丈夫な私を、
がんばってきたんですよ。


自分を絶対に見ないようにする生き方。

それは、幼い時から今まで
あなたを守ってきた生き方でした。

でも今、その生き方を見直していかなければ

どんなに頑張っても
子どもの本来の姿が見えなくなる子育てになってしまうのです。


そして
自分の痛みを絶対に見ないようにする生き方をする限り

子どもを同じように

頑張る、前向きな
明るい、楽しい
大丈夫な子どもにしようとして

結果、感情も感じないように

気持ちもナイことにする子どもにしてしまうのです。

これを心理学では「連鎖」といいますね。

それは誰が悪いのでもありません。

人間の心のしくみ。
そして、親子だから起こる心のしくみなのです。

自分の痛みを絶対に見ないようにする生き方は、
幼い時から今まで
あなたを守ってきた生き方ですから
自分一人でできるものではないのです。


あなたの人生の課題ともいえる
大きくて深いことだから
みんなでやるんですよ♪


ビリーフリセット心理学の学びを軸にして

私、望月あかりと

同じくつらい子育てを自分自身に向き合うことで、子育ても自分の人生も、明るく楽しく軽やかに、力強く自分を生きられるようになったサポーターのみんなと

一緒に進んでいくことで

一つ一つ、あなたの生きるためのヨロイやビリーフがゆるみ、安心を感じられるようになり、もう一度育ち直していくのです。

その中で、あなたの内側から、「このままの私でいいんだ」が生まれてくるのですね。

それが、マザーズビリーフリセット初級講座。
最初の一歩で、大きな一歩です。